ハタ・ヨーガの構成○ハタ・ヨーガの構成ハタ・ヨーガの実技には次のようなものがあります。 ・ アーサナ(坐法・ポーズ) アーサナ(ポーズ)はハタ・ヨーガの根幹を成す部門です。様々なポーズを学ぶことによって、身体や心が浄化され、エネルギーが蓄えられるようになります。また、アーサナによって体感するリラックスは自然治癒力や自己免疫力を高めてくれ、その結果、身心の健康が得られるのです。アーサナだけでも多くの恩恵が得られますので、日本のヨーガ教室ではおおむねアーサナを中心に学んでいます。 ・ プラーナーヤーマ(呼吸法・調気法) アーサナ同様、ハタ・ヨーガでは大変重要な部門です。通常、呼吸法と訳されることが多いのですが、単に呼吸の仕方を生部だけではなく、プラーナ(気)というエネルギーをどのようにして身体に蓄え、かつ、活用するのかということを学びます。 呼吸が身体や心に与える影響は大変強いものがありますので、是非、正しい呼吸の仕方を覚えて下さい。 ・ シャット・カルマ(六種の身体浄化法) アーサナやプラーナーヤーマによって身体は浄化されますが、眼や鼻や内臓などを直接的に浄化するのがシャット・カルマです。中には道具を使ったり、相当難しいものもありますが、例えばネーティと呼ばれる鼻の浄化のような、日常的に行なえる大変便利なものもあります。 ・ ムドラー(潜在的なエネルギーの活性法) ハタ・ヨーガを含む、タントラという思想では、人間だれでも膨大なエネルギーを潜在的に持っていると考えています。ただ、そのエネルギーは眠っている場合が多く、人間としての可能性もまだ十分に発揮できていないとされています。そのクンダリニーと呼ばれる潜在的なエネルギーを目覚めさせる方法がムドラーです。ムドラーは一見すると、アーサナと変わりがないように思えますが、呼吸や集中の仕方がアーサナより高度で複雑です。 インドの原典に紹介されている伝統的なムドラーの中には、危険なものや社会的に誤解を受けるようなものもあります。 ・ サマーディ(瞑想法) ハタ・ヨーガでは、サマーディのことをラージャ・ヨーガと呼ぶことがありますので、ヨーガの一派である「ラージャ・ヨーガ」と混同しないように気をつけます。ハタ・ヨーガの瞑想としては、身体の内部の音を聞いたり、マントラやヤントラを使うものがあります。 ジャンル別一覧
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